2012年9月26日水曜日

翡翠の話

翡翠と言えば、世界的に名前が知れ渡り、品質、色、価格も最高級はビルマの翡翠ですが、日本では誰もが知ってる、新潟翡翠が有名です。
30年前くらいの当時はたくさん糸魚川ひすいがとれましたが、現在では非常に少なくなってしまったため、また自然保護のため、禁止されているために、ほとんど昔のような綺麗で価値のある石は出てないようです。


日本海に注ぐ姫川の奥の上流や河口付近でとれましたが、今ではビルマの翡翠のような綺麗な原石は幻のようになってしましました。

今回の翡翠は30年ほど前に高級な装飾品を作った残りの原石を甲府の工場から譲って頂いたものですが、元々は店長が35年まえ勤めていた会社で、販売した翡翠です。海外の翡翠専門業者に聞くと翡翠と言えば、ビルマ産が最高、糸魚川の翡翠と言っても知っている人は率直に言って、ほとんどいませんが、日本では誰でも知ってる有名な翡翠です。

しかし現在では希少性に関しては、掘り尽くしてしまったので、大変価値ある翡翠です。翡翠の本物は硬玉であることが条件ですが、中国や台湾・インドでとれるものは軟玉と言って、翡翠ではありません。中国では硬玉は産出されていません。
(先進国での鑑別結果に基づいています)

白く透明感のある羊脂玉と呼ばれる翡翠、中国では翡翠より高く売られているものもありますが、安く売られているものは全て軟玉と行ってもいいくらい多く、高価なものはミャンマーから18世紀(清の時代)に輸入したものと思われます。

確かに、中国にもまれに本物に出会うことがありますが、琅カン(透明度あり)と言われるサンプルだけなので、高すぎて商売にはなりません。

◇翡翠と言われているが、実は翡翠ではない石・・◇ 

インド翡翠(アベンチュリン)、グリーンクオーツ(水晶系)、台湾翡翠(ネフライト)、玉(中国翡翠)、北京オリンピックの金メダルに使われた石、韓国産コリアンジェイド(サーペンティン、蛇紋石)、メタジェイド(ガラスの半透明化)
オーストラリア翡翠(クリソプレーズ)など・・など・・です。

鑑別書の見方:ジェイド(jade)は硬玉、軟玉の両方) ジェダイト(jadeite)本物の翡翠の事 ネフライト(Nephrite) 軟玉、いわゆる翡翠の偽物。

◇ちなみに店長の経験では・・◇
 
本物で質のよい翡翠だけを求めるなら、今はビルマ産(ミャンマー)だけに限ることがリスクヘッジのコツです。

原石のままなら、いつでもどんな形でも加工することもできます。
http://www.ynemoto.com/shopdetail/003000000353/order/


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